本当に毎日暑いですね。
私が子どものころはこんなに暑くはなかったのにな、と思いながら毎日洗濯物を干しています。
エアコンのきいた部屋から真夏のベランダにほんの少しの時間出ただけで、頭が沸きだしそうになります。
あつい あつい~
今日は息子に新しい絵本を買いました。
夏らしく、動物がたくさん出てくる素敵な絵本でしたのでご紹介します。
垂石眞子さんの「あつい あつい」です。
あらすじ (出版社より)
日照りの中、涼しい所を探してペンギンがやってきました。やっとみつけた日陰でひと休み。ところが、それはアザラシの影でした。アザラシも僕だって暑いんだよ、といって、2匹は涼しい所を探しに行きます。そして、やっとみつけた日陰でしたが……。カバ、ゾウと仲間が増え、みんなヘトヘトになって歩いていると、どこからか波の音が! 暑い夏にぴったりのお話です。
2008年にこどものとも年少版で出版されていた本が、ドイツ、イタリア、フランス、韓国、スペインなどの各国で出版され、2019年6月にやっと日本でもハードカバーになって発売されたようです。
黄色の表紙にポツンと描かれたペンギンが私のハートを射止めました。
か、かわいい~!
タイトルからして夏の絵本なのね、と思いめくってみると、
ア、アザラシ~!
大好きなアザラシが出てきただけでもうこの絵本が好きになりました。
しかも、このアザラシ、ちゃんとしたアザラシとして描かれているんです。
絵になったアザラシって、アシカなんだかアザラシなんだか分からない、謎の生物である描かれ方をしている場合がよくあります。
ヒレが長かったり、顔がアシカなのに、体はアザラシだったり。
でも見た目だけでなく、しぐさまで完全にアザラシで、すごく研究して描かれているんだなと思いました。
ペンギンやアザラシのほかに、カバとゾウが出てきます。
どの動物も表情がコミカルで、思わずわくわくしてしまいます。
画面の使い方がダイナミックなのもわくわくさせてくれるんだと思います。
絵だけ見ていてもすごく楽しいです。
クライマックスの動物たちが海に飛び込むシーンの表情は特に気持ちよさそうで、海に行きたくなります。飛び込みたい~!
息子も「わあ~!」と声をあげて喜んでいました。
絵本内の文章量は少ないほうです。
普通に文字だけゆっくり読むと、1分半くらいで読み聞かせできます。
うちの2歳児が飽きることなく、最後までちゃんと話をきくことができる文章量でした。
そしてさらに言えば、読み終わって「もう1回!」のコールがあっても、母も読んであげようという気持ちになる文章量です(笑)
あんまり長いとアンコールに応えるのがしんどくなってしまいますよね……
この絵本は今日買ったばかりですが、とても気に入ってくれたのでアンコールの嵐でした。
結局8回読みましたが、そんなに疲れてはいません。
「あつい あつい」、夏にかなりおすすめの絵本です。
ぜひ手にとって、わくわくしてください。
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