最近息子(2歳)に買って大ヒットだった絵本を紹介します。
わらべうたえほん おべんとうばこのうた
構成・絵 さいとうしのぶ
ひさかたチャイルド出版

おべんとう ばこ のうた (たべもの×童謡×あかちゃん【0歳・1歳・2歳児の絵本】)
- 作者: さいとうしのぶ
- 出版社/メーカー: ひさかたチャイルド
- 発売日: 2013/08/27
- メディア: 単行本
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これっくらいの~♪ おべんとうばこに~♪
の、おべんとうばこのうたの絵本です。
丸々1冊、おべんとうばこのうたです。
歌系の絵本って、1冊に10曲くらい載っているタイプと、1冊1曲のタイプがありますが、今回は1冊1曲のタイプを選んでみました。
なぜかというと、この絵本、出てくる野菜たちが凝っているんです!
おべんとうばこのうたって、手遊び歌ですが、
出てくる野菜たちも手遊び歌の通りのしぐさをしているんです!
たとえば人参さん♪
お花型のニンジンさんが2の指をしているんです。かわいい。
これなら、手遊び歌を覚えた子供と一緒に楽しく歌いながら絵本で遊ぶことができます。
私はそれがこの絵本の良いところだな、と思います。
しかし、息子の気に入った点は違うようで……
ゴボウさんのターンで、ゴボウさんが1人転倒します。
そして次の 穴のあいたレンコンさんのページで、
レンコンさんがゴボウさんを慰めています。
初めてこれの絵本を読んだとき、息子が「ゴボウさん、大丈夫?」と心配するだけでなく、目に涙をためて、泣くのをこらえていたのです。
もーーー びっくりしました。
普段はどこで学んできたのか、私たちにパンチばかり繰り出している息子が、
パンチをくらった私たちが泣いていても更なるパンチを繰り出す息子が、
絵本のゴボウさんに……初対面のゴボウさんに涙しているのです。
ええーーー いつのまにそんな感性と優しい心が育ったの!?
成長を感じたと同時に、まさかゴボウさんに同情するとは思わなかったので動揺しました。
息子は本当にゴボウさんの心配をしていて、私が「大丈夫だよ!血も出てないし!」といってもまだ泣きそうな顔をしていました。
ラストスパートのゴボウさんの笑顔を見せて、「笑っているから大丈夫だったね!」というと、納得した様子でした。
もはや、こけたゴボウさんがどちらの方か、私にはわかりませんが……
歌いながら読めるので、息子はかなり気に入っているようです。
機嫌が悪い時も、この絵本で機嫌が直るので、本当に助かっています。
ただひとつ難点があるとすれば、おにぎりのパートが終わってからの「ニンジンさん」「さくらんぼさん」「しいたけさん」「ゴボウさん」のそれぞれの時間が短いので、すごい速さでページをめくることになります。
指先の潤いがないと、変な間が産まれて、歌のリズムが崩れることになります。
焦ると思い切りページをとばしちゃって、いきなり完成した弁当が現れたりします。
ページをめくる速さにはお気をつけください……