かれこれ10年くらい花粉症かもしれないと思い続け、でも認めたくなくてここまできたのですが、ついにアレルギー検査もしてしまいました。その結果、明らかな黒だったので、来年のシーズンこそは花粉症であると認めます。
認めたくない複雑な10年間
目がかゆい5年間
およそ10年くらい前。2月くらいになると目がかゆくなり、こすってしまうので目の周りがヒリヒリして真っ赤になっていました。薬局で目がすっきりする目薬を買ってしばらくしのぎ、それでもどうにもならなくなると眼科にお世話になります。そこでアレルギー性の結膜炎と診断を下されましたが、それが何によるアレルギーのことか、その時はピンときていませんでした。処方された点眼と軟膏ですっかりよくなったし、春がくると症状もなくなります。しかしまた2月が来ると目がかゆくなります。テレビで流れる花粉情報。マスクや眼鏡で対策していても鼻をかみ続ける周囲の人々。季節的にもしかしてと思ってた恐れてたんです。だけど症状が目だけなので、あれ?なんかちがうかも……まさかこの程度で花粉症ではないだろうと、始めの5年くらいはやりすごしていました。
鼻が出る3年間
そしてついに鼻水が出るようになります。37.0度くらいの微熱も続き、常に鼻づまりなので頭がぼーっとし、体がだるい状態が続きます。季節は2月~3月。どうしよう、花粉症かな、でも花粉症ってもっとすごくクシャミが出て、外に出られないくらいひどい症状があるにちがいない、この程度で花粉症といったら花粉症の人に悪い。という謎の遠慮からやはり花粉症ではないと思い続けました。
ついにくしゃみが出る
花粉症の証といえば、なんとなくくしゃみだと思っていました。そのクシャミがついに出始め、この程度で花粉症というのは甘いという思いも消え始めます。そろそろ花粉症ではないか。病院に行ったほうがいいのだろうか、そう悩んでいる間にシーズンが終わり、クシャミが治まったので結局花粉症の診断が下りることはありませんでした。
この時、資生堂から出ている顔にかける花粉よけスプレーを使用していました。そのスプレーをするとおよそ8時間くらいは外出していてもクシャミがでないので、そのスプレーのお陰で花粉シーズンを乗り切れました。シーズン外も化粧の最後に吹きかけるとモチが良くなるので愛用しています。おすすめです。
謎の蕁麻疹
2年位前から4月~5月に体に蕁麻疹がでるようになりました。はじめはアトピー性皮膚炎があるので、それが悪化しているのかなと思っていました。でもアトピーとは形が違うし、出る場所も違う。アトピーは関節の内側に出やすいのですが、この蕁麻疹は太ももや脛、腕に出ていました。痒みが強くて掻きむしってしまい、腕と脚は暑くても出せないくらいボロボロになってしまいました。お風呂のお湯でもしみるのでつらかったです。皮膚科に行って、強いステロイドと保湿剤をもらいましたが、それではどうにもよくならないと思っているうちに夏がきて、あるときどういうわけかスッと良くなりました。今思えば、花粉のシーズンが終わったから良くなったのだと思います。
認めざるを得ない状況へ
治らない急性副鼻腔炎
ここまで花粉症ではないと否認しつづけてきましたが、2019年3月、鼻づまりとともに、顔面が痛くなります。特に頬骨の辺りが痛いのです。検索すると、副鼻腔炎の可能性があるということでした。痛すぎてすぐ耳鼻科に行きました。ファイバースコープで診てもらうと、「結構ひどい副鼻腔炎ですね。膿がたまっています。急性副鼻腔炎です。完全に治すには長くかかります。1か月はかかると思ってください。」と言われてしまいました。そこから抗生剤、鼻水が出やすくする薬、アレルギー症状を抑える薬を飲み始めました。2週間ごとに耳鼻科に通い、結局4か月かかりました。もはや急性副鼻腔炎ではなく、慢性副鼻腔炎になっていました。
診察で通っているときに、先生から「副鼻腔炎がなかなか治らない原因に、花粉症があるのではと思うのですが、どうですか、ここらで一回やっときますか!?アレルギー検査!」と勧められました。しかしその時は手持ちがあまりなかったので検査せず。アレルギー検査ってお高いと聞くじゃないですか。尻込みしてしまいました。
アレルギー検査やってみた 検査費用・期間
しかし、6月~7月にかけて肺炎になったり、手足口病になったりしたことで急に自分の健康が不安になって、アレルギー検査に踏み切ることにしました。
副鼻腔炎の治療で通っている耳鼻科で診察の時に検査をしたい旨を伝え、そのまま採血をしてもらいました。この日の会計は5710円でした。
1週間くらいで結果が出るということで、後日取りに行ったときは説明だけだったので、380円でした。
アレルギー検査の結果
アレルギー検査の結果、スギとヒノキが陽性でした。THE 花粉症ですね。
私の住む四国地方では、スギは1月~5月、ヒノキは3月~5月に花粉が飛散します。ちょうど症状が出ていた時期と被ります。まごうことなき花粉症です。認めます。
ちなみにスギ花粉による花粉症は舌下免疫療法で治療をすることもできますが、授乳中であるため、治療はできませんでした。
舌下免疫療法について詳しくはこちらへ。↓
舌下免疫療法はできませんが、アレルギーを抑える薬をシーズンが始まる前に飲み始めると効果が期待できるということで、正月が明けたら耳鼻科にきてくださいねとのことでした。副鼻腔炎を再発させるのはもうこりごりなので、素直に病院に行きます。
もし、私のように花粉症かもしれないと思っている人がいたら、今のうちにアレルギー検査を受けて、治療の計画を立てることをおすすめします。