ぽっちログ

新人かあさんぽっち 2歳児を育てる記録

美少女戦士セーラームーンRを観て沼にはまった

 ウイルス性胃腸炎で息子とともに寝込んでいました。ぽっちです。

twitterでこんなツイートをみつけ、久しぶりにセーラームーンを見ました。

 

 

 

 

はい、私も沼に落ちました。

いや、ガッチガチのセーラームーン世代で幼女期に既に沼っているから、沼帰りとも言おうか、とにかく沼りました。

 

 

美少女戦士セーラームーンR

十番街に現れた謎の青年フィオレによって、地場衛が宇宙へと連れ去られてしまった。彼を助け出すため、うさぎたちはセーラーテレポートで、フィオレのいる小惑星に向かう。宇宙で最も危険な生物“キセニアンの花”にとりつかれたフィオレは邪悪な力を使い、衛のために地球人を滅ぼそうとする。うさぎは、衛を救うことができるのだろうか。そして、苦しい闘いの中、セーラー戦士たちの心に去来するものは…。

 

美少女戦士セーラームーンR
 

 

 

怪しい花遣いフィオレにまもちゃんが囚われて、うさぎたちが助けに行くお話です。

たった60分とは思えないくらい中身がぎゅっと詰まっているのに、巻いた様子をひとつも見せない、THE 鬼構成でございました。

 まもちゃんが攫われちゃうくらいまでは、ストーリーより、皆の動きに夢中でした。

セーラー戦士たち、元から可愛い顔しているけど、その仕草や表情がめちゃんこ可愛い。冒頭の約5分に可愛さが凝縮されています。もちろんラストまで可愛いまま駆け抜けます。

ちびうさなんかは、すべてが可愛い。生意気なところすら可愛い。

男のまもちゃんでさえ可愛い。うさぎちゃんにキスをしようとしたまもちゃんが皆に見られていることに気がついてそっと離れるところの顔、めちゃんこ可愛かったです。

可愛いと思った顔や動きについて書いていると全シーンについて書くことになりそうなので、これで終わります。

 

 

んで、まもちゃんがフィオレに攫われてからグイグイストーリーに引き込まれます。

フィオレに襲われそうになったセーラームーンを庇って、フィオレに貫かれてしまうタキシード仮面。

そのまま、フィオレの小惑星へと連れ去られてしまいます。

自分を庇ったせいで、まもちゃんが……と自分を責めるうさぎ。

ちびうさに「正義の味方がめそめそするな!」と発破をかけられ、まもちゃんをセーラーテレポートして助けに行きます。

しかし、エナジーを奪うキセニアンの花に覆われたフィオレの小惑星で、セーラームーンたちは次々と襲われてしまいます。

ついに、マーズ、マーキュリー、ジュピター、ヴィーナスが花の群れに飲み込まれてしまいます。

39:40あたり、もうここから涙が止まりません。

「レイちゃん、亜美ちゃん、まこちゃん、みなこちゃん……

死んじゃダメ……」

皆の名前を呼びながら、地面を掘るセーラームーン

皆生きていましたが、フィオレの花の蔓によって囚われています。

セーラームーンはフィオレに反撃しようとしますが、フィオレはセーラー戦士たちを痛めつけ、

「これ以上、僕の花を虐めると、お前の仲間はさらに苦しむことになる。

仲間が大事なら、武器を捨ててみろ」

と言い放ちます。

囚われたセーラー戦士たちはセーラームーンに戦うようにと呼びかけます。

しかし、セーラームーンは武器を地面に落とし、

「やめた……みんなごめんね……あたし、戦えない。皆のこと、大事だもん……」

「だって、皆が苦しむの、もう……みてらんないよっ」

 

 

ああああああああ

うさぎちゃん~~~~!!!!

そうだよね、うさぎちゃんには、皆を傷つけてまで戦うことなんてできないよね……!

だって、皆が大事だもん!

ここでオイオイ泣きました。

フィオレもそんなうさぎちゃんの姿に心打たれ、一瞬洗脳が溶けかけますが、すぐにキセニアンの花によって、邪悪なフィオレになってしまいます。

許すまじ、キセニアンの花。お巡りさん、悪いのはこの花です。

この花さえなければ、「異星人とまもちゃんの不思議な再会☆」でお話が終わったというのに……フィオレの弱い心に漬け込みやがって!ゲスい!草枯らしかけたろか~~!

そして、セーラームーンエナジーを奪うダークなフィオレ……。

フィオレの独白に、自分たちの過去を重ねるセーラー戦士たち。

今は共に戦っているセーラー戦士たちも、昔はそれぞれ孤独で、闇を抱えていたのです。

そっか……みんな、今でこそセーラー戦士だけど、本当は普通の中学生女子だもんね。

他人との関係やアイデンティティについて思い悩んでいる普通の女の子。

それなりに孤独で、闇があるよね……

その闇から救ってくれたのが、うさぎちゃんなのです。

うう、うさぎちゃん~~!!!

うさぎちゃんにトドメを刺そうとするフィオレ。

レイちゃん、亜美ちゃん、まこちゃん、美奈子ちゃんはうさぎちゃんが大切な存在であることをフィオレに訴えます。

それでもトドメをさそうとするフィオレ。

その胸に復活したタキシード仮面の一撃が……。

おかげでキセニアンの花は枯れましたが、フィオレの星の軌道が変えられ、地球に落ちてしまうことに。

ダークフィオレというか、キセニアンの花の執念が凄すぎる。

銀水晶の力で皆を助けようとするセーラームーン

しかし、銀水晶の力を使うと、セーラームーンは死んでしまうのです……。

その状況でセーラームーンは、

「銀水晶を使うしか、皆が助かる方法はないわ。

大丈夫、あたし、死なないから。

皆で一緒に地球に帰ろ。ねっ」

そう言ったセーラームーンの優しい声と表情……

自分が死ぬかもしれないのに、皆を助けるために力を使って、その上こんなことを言えるなんて、うさぎちゃぁぁぁん!!!!

普段は間抜けでおバカなうさぎちゃんだけど、根っから優しいんです。

敵のフィオレにまで優しいんです。

そして物語はクライマックスへ……

 (結末はご自身の目で見てください)

 

 

 

さいころセーラームーンが大好きでしたが、今見返して、もっと大好きになりました。

特に、うさぎちゃんのことが大好きになりました。

うさぎちゃんはプリンセス・セレニティですが、それ以上にセーラー戦士なのです。

守られるだけではなく、皆を守ろうと自分を犠牲にすることもある。

その勇ましさに惹かれました。

しかし、その勇ましさはうさぎちゃんがセーラー戦士だからというより、もともとのうさぎちゃんの性格があるんだとおもいます。

根っからのお人よしで、大切なものを守りたいという気持ちがある。

それがうさぎちゃんの魅力なんだと思います。

うさぎちゃん、なんて人間としての器が大きい女の子なの……

私には絶対できないよ。

でも、うさぎちゃんはやってのける。そこに痺れる、あこがれる。

そういえば、小さいころは私もそんなうさぎちゃんに憧れたんだっけな……。

 

 

もうひとつ、憧れていたことを思い出しました。

セーラー戦士たちの戦い方です。

皆が戦っていれば、セーラームーンは急いで戦いに飛び込む。

セーラームーンがピンチの時は皆で援護する。

もちろん他の誰かが苦しんでいれば、一番に助けに入る。

全員で戦う時はレイちゃん辺りが指示を出して、それぞれの役割を果たす。

セーラー戦士たちはひとりひとりが抜群に強いけど、それをちゃんとチームとして成り立たせているのが、最高にかっこいいんです。

このチームプレーが成り立つのは、個々の能力の高さに加え、お互いを強く信頼しているからできることだと思います。

そんな仲間がいることに、幼少期の私はひとりセーラームーンごっこをしながらすごく憧れました。

……なぜひとりセーラームーンごっこか。

セーラームーンごっこできるような友達がいなかったんです。

幼稚園でセーラームーンごっこをするとなると、全員セーラームーンをやりたがるから……

だから幼稚園で遊ぶときはもっぱら「怪盗セイントテールごっこでした。

もちろん、怪盗セイントテールも大好きでしたよ。

とにかく、仲間のいなかった私は、セーラー戦士のチームプレーに憧れたのです。

 

 

 

ここまで書いて、実は今回の映画のメインであるまもちゃんについてほとんど書いていないことに気付きました。

まもちゃんはヒロインでした。

フィオレに花を贈るとか言われ、挙句の果てに囚われ、ラストは無理心中まがいのことをされ……

うーん、まもちゃんも可愛い。

さいころはまもちゃんはかっこいいと思っていたけど、30歳になった今はまもちゃんが可愛いと思います。

上記のことだけでなく、うさぎちゃんにキスをねだられて執拗に周りを確認するところとか、うさぎちゃんといい感じになっていてもヤラシイかんじではないところとか、タキシード仮面としての登場の仕方の絶妙なダサさとか。

今見ると、かっこいいより、可愛いが勝っています。

かっこいいなら、まこちゃんの方が勝っています。

これは30歳になったからそう思うのでしょうか。

小さい子がまっさらな気持ちでみると違うのかな。

私はまもちゃんもといタキシード仮面に助けられたいというより、助けたいというきもちになりました。

今作がまもちゃんの悲しい過去が関係したお話だからかもしれません。

 

 

 

セーラームーン世代だった方にはもちろんみて欲しいのですが、セーラームーン見たことがない人にも見て欲しい作品です。

キャラが分からないかもとか、そんな心配は必要ありません。

冒頭の2~3分で解決します。

 

amazonのレンタルでも見れますが、prime videoなら 追加料金なしで観れました。(2019年9月現在)

 時間も60分で短めなので、是非みてください!