香川県木田郡三木町で2019年10月26日(土)に開催された獅子舞をメインとしたお祭り、「獅子たちの里 三木まんで願。」に行ってきました!(まんでがんと読みます)
息子のお昼寝の都合もあり、参加したのは17時ころからで宵の部からとなりましたが、存分に楽しめました。
まさかこんなに感動するとは思っていなかったので、10時の開催の時間から参加したらよかったと後悔しています。
言いたいことはたくさんあったはずなのですが、興奮すると記憶に残らないタイプで文章ではうまく言えないので、写真とともに祭りの熱量をぶつけていきたいと思います。
写真で振り返る三木まんで願。
大獅子
大きすぎて全体がカメラで撮れませんでした。三木町には大獅子が4頭いて、全部があつまるのはまんで願だけです。
これがどれくらいの迫力か、動画でもご覧ください。
小獅子演舞
どれがどの連だか分らなくなってしまったのですが、どこもかっこよかったです。
さっきからかっこよかったしか言っていないんですが、興奮して頭にそれだけしか残らいくらい、かっこよかったです。
息子の反応
息子が獅子舞大好きなので見に行こうと思ってまんで願にきました。
息子は終始集中してみていて、一つ演目が終わると、「もっと見たかった!」と一回一回泣いていました。
そして次が始まるとまた集中してみる。
獅子舞の顔ってかなり怖いと思うんですが、泣くことなく穴が開くほど見ていました。
集中しすぎて息子の口や頬が見たことない状態になっていました。
あごがなくなるんじゃないかというくらい下唇吸っていました。
もう私は息子の顔が気になってしょうがなかったです。
獅子舞を見ているあいだはずっとこの顔でした。
なんなんその顔……
息子は獅子舞をみて、天狗のキョウクチ(獅子舞と一緒におどる人)が気に入ったようで、「てんぐ、おったねぇ」と何回も言っていました。
獅子舞のステージが終わって、花火が打ちあがっているときに、天狗のキョウクチを発見したので、一緒に写真を撮ってもらいました。
おわりに まんで願のすごいところ
まんで願が開催されている三木町の人口は27000人程度。
その中で地区ごとに獅子舞をする組や連という団体があります。
秋になると獅子舞の練習をし、家々をまわり、それぞれの神社の秋祭りで演舞を奉納する。
子どもの頃、獅子舞が今よりもっと身近だった時は、その一連の流れが当たり前だと思っていました。
しかし、大人になって家を出て、新しい場所で家族をもって生活していると、その当たり前がいかに難しいかということに気づきました。
地域としての住民のつながりがないと、前述のような「当たり前」はなりたたないのです。
私は今のマンションに住んで結構な月日が経っていますが、顔見知りといえるのは十人の2割もいないです。名前を知っていて、会話できるのは3人くらい。
もちろん、住人とすれちがったら挨拶はするけれど、それ以上のことはしません。
それが私がすむコミュニティです。
こんなコミュニティでは獅子舞はできません。
しかし、三木町のコミュニティには獅子舞をする力があります。
そしてそれを伝統として繋いでいく力もある。
伝統だから「やらなくちゃいけないもの」として強制され否応なしに参加している可能性も考えましたが、
獅子舞が始まる前の各団体の雰囲気はどこも和やかで、参加を強制されているという殺伐とした空気はありませんでした。
「がんばるぞー!」と声を掛け合っている団体もあって、仲間としての歴史を感じました。
それがまたすごいと思います。かっこいい。
三木町も人の出入りがある町なので、獅子舞をする団体にもそれなりの影響があると思うのですが、それでも獅子舞を伝統として続けられるのは昔から培ってきたコミュニティとしての強さがあるからなんだろうなと思いました。
かっこいい町です、三木町。
自然が多くて、ほどよくお店もあるし、住んでみてもいいかなと考えたりもしました。
本当に素敵な町です。
来年もまんで願に参加したいです。