息子ぷじ(仮名)が1歳になったばかりの頃、地域のイベントで歯科衛生士さんによる相談コーナーに行きました。
当時、ぷじは歯磨きをすごく嫌がっていて、なんとか大人しく歯磨きができるコツはないものかと相談したのです。
すると、歯科衛生士さんは
「嫌がると思います。でも押さえつけてでも何をしてでも、毎日歯は磨いてください」
と言われました。
まじか……
プロの裏技なしか……とがっかりして帰りました。
それからの歯磨きは地獄でした。
もちろん、最初は「歯みがきしよう」をやさしく声をかけますが、口をぎゅっと閉じてしまいます。
結局毎回、夫と2人かかりで泣き叫ぶぷじを抑えて歯磨きをしていました。
歯は綺麗になるけど、絵面は完全に虐待……
いくら何でも歯磨きをするたびにこんな怖い思いをさせていたら、「歯磨き=怖い」から嫌い!になって余計しなくなるのではと思いました。
でも歯磨きはしてもらわなくちゃ……
どんな手を使っても……
と母は歯磨きの鬼になりました。
そして歯磨きの鬼として試行錯誤した結果がこちらです。
歯磨きの鬼として、「教えたい気持ち」「頼られたい気持ち」を利用させてもらっています。
これで歯磨きしてくれる時は、すごく得意げに歯磨きをするので可愛くて可愛くて母は口がゆるんでしまいます。
しかし、仕上げ磨きをしようとすると、「いやの!」と逃げられてしまいます。
そこで母の演技力が火を噴きます。
歯磨きの鬼は、お客さんが来なくて可哀そうな歯磨き屋さんを演じるのです……
すると9割の確率で来てくれます。
めっちゃ「しかたないな~」ってニヤニヤ顔で。
あほみたいな方法だと思われるかもしれませんが、効果てきめんです。
この方法でかれこれ1か月は歯磨きできているので、最長記録です。
歯磨きしたらごほうびにシールをあげるよ作戦とかもやっていたのですが、それは2週間くらいしかもちませんでした。(最後はシールに興味をなくしていました)
柔らかい歯ブラシにしたり、ブドウの味のフッ素ジェルを取り入れたりしているんですが、自主的に歯磨きするにいは至りません。
おかあさんといっしょの「はみがきじょうずかな♪」も見るだけで、「じゃあやってみようか!」「うん!」とはならないです。ふつうに「いやの」です。
まあ、そもそも自主的になんて2歳のうちは全然無理な話かもしれません。
だから、我が家は普通に「歯磨きしよう」「うん」でできるようになるまでは、この方法でいきたいと思います。
本来ならば色んな教育理論を勉強して、適切な誘導方法を見つけた方がいいんだろうな……でもそんなに真面目になる気力がない……
なんとか歯磨きはできているけど、私がやっていることは実は良くない方法なのかもしれないという不安もあります。
しかし、「毎日歯磨きができること」「泣かず・嫌がらずに歯磨きをしてもらえること」を優先した結果、こうなってます。
何か他に正しい方法があるのかな……と思いつつ、歯磨きできればすべてよし!にしています。
皆さんのお家は、どのように歯磨きをしていますか?
↑これを歯ブラシにつけて歯磨きしているんですけど、気に入りすぎてこれを食べたがるので困っています。「もっと!もっとつけて!!!」って。
歯磨きをするきっかけにはなるんですけど……