先週、神社に小正月のおみかん焼きに行ってきました。
正月飾りやお守り、お札などを焼いて納める行事です。
その火で焼いたみかんを食べると無病息災になるということで、香川ではこの行事を「おみかん焼き」と呼びます。
みかんを焼くのも限られた地域だけだそうです。知らなかったです。
他の地域のどんど焼きの写真を見ていると、火柱が大きくて「これはみかん焼くどころではないな火事だな」と震え上がりました。
あんな立派な火柱がたつ「どんど焼き」も見て見たいものです。
今回おみかん焼きに行った神社では100円を納めると、針金にみかんを5個刺したものを吊るした竹竿を渡してくれました。
それを火のところに持って行って、自分で焼くシステムです。
ところが、息子・ぷじが「ぷじがすーる!すーる!」竿を奪い取ってしまいました。
竿もみかんもなかなか重いので、2歳の力では持ち上げることができません。
でも私が「一緒にしたいよー」と竿を持とうとすると、「ぷじがするん!かあちゃんはさわらんとって!」と怒られてしまいました。
火からかなり離れた場所でヤイヤイ喧嘩していると、自治会のおじいさんらしき方が「おっちゃんがしようか」と竿を取ってくれました。
急に知らない人に話しかけられたので怒っていた息子もシュン!と大人しくなり、おじいさんと二人でみかんを焼いていました。
も~~~ほんとうに助かりました……! おじいさんありがとうございます!!
最近息子の「自分でやりたい気持ち」が強くなってきて、「かあちゃんはせんとって!」ってよく突き放されます。
自分で出来そうなことはしてもらうけど、今回みたいにどう考えても難しい時はほとほと困ってしまいます。
そんな時に手を差し伸べてくれる人がいると助かります。
今回はおじいさんが助けてくれなかったら、みかんを焼かずに帰ることになっていたと思います……
そんなおみかん焼きとおじいさんと息子の思い出を、今回は漫画にしてみました。
最後の「会話ができるようでキャッチボールできてない感」が自由な2歳児らしい……
結局電話して何を言えばいいのかは分かりませんでした。
「来年もよろしくね。来年もまた会おうね」でしょうか。
漫画の出来事から1週間が経ちましたが、未だに「優しいおじいさん」ブームは続いております。
保育園でみかんが出た時に「やさしいおじいさんがみかん焼いてくれた」とお話したり、先生に優しいおじいさんとの思い出を繰り返し語っているそうです。
良い出会いをしました。
また来年も会えたらいいな~、優しいおじいさん。